背中ニキビってどうなの?

背中ニキビは日光浴で良くなるか

日光には殺菌作用がある?

太陽光に含まれる紫外線には、とっても強力な殺菌効果がありますね。私たち女性の永遠の敵、あの有名な紫外線を当てられた微生物は殺菌されちゃう。

どうして紫外線で菌が死ぬのかまだ完全には解明されていないみたい。でも、不活性化されて細菌は死滅しちゃうんだとか。

紫外線 - Wikipedia

例えば、水を清潔にしておくために紫外線を当てて殺菌する機能のついた浄水器とか加湿器。 洗濯物とか、まな板、ぬいぐるみ、あと歯ブラシも天日干しで日光に当てて殺菌しますよね。

背中のニキビに関ってる細菌ってどんな菌?

ニキビの原因菌と言われてるのはあの有名なアクネ菌とマラセチア菌。顔にできるニキビには主にアクネ菌が関わっていて、背中ニキビには主にマラセチア菌。でも、背中にもアクネ菌は存在している様子。 日光浴と関わりがありそうなのはこのアクネ菌。

紫外線そのものでアクネ菌が殺菌うんぬんよりも、アクネ菌が人間の皮脂を食べて排出する”ポルフィリン”との関わりに注目です。

このポルフィリンに紫外線が当たると発生する一重項酸素と呼ばれる活性酸素は、一度にたくさん発生すると強い抗菌作用が現れて、アクネ菌はその活性酸素で殺菌されちゃうみたい!

実際に背中ニキビのための日光浴を行なったとしても、期待できる効果はメリットとだと言える程のメリットではなさそうです。

メリット

  1. アクネ菌を減らすことができるかも?しれない

    アクネ菌の仕業で出ている背中ニキビがあるとしたら、そのニキビにいるアクネ菌を減らすことができるかもしれない。
  2. 太陽が出ている時なら、屋外でも屋内でもできる

    常識的な場所と常識的な方法で。

一方で、背中に日光を当てる=紫外線が関わってくるだけに、デメリットはかなりヤバめ。

デメリット

  1. 太陽が出てる時しかできない

    勉強や仕事で忙しい現代社会に定期的な日光浴は現実的にキビしいのでは…。
  2. マラセチア菌には通用しない?

    そもそも、マラセチア菌が原因で出ている背中ニキビには日光を当てても意味がなさそう。
  3. 一重項酸素という活性酸素が危険!

    活性酸素と言えば体を酸化させて老化を早める原因になると言われてる危険なヤツ。皮脂が酸化されてニキビが増えたり炎症したりと、現状よりさらに悪化する可能性も考えられます。
  4. 紫外線が超危険!

    背中ニキビのために日光浴をするって事は、背中ニキビ以外の背中の皮膚にも太陽光が当たっちゃうって事だから、これはちょっとコワ〜い事になりそうな予感。

注目すべきはやっぱり紫外線。一般的に知られている紫外線の影響で有名なのは↓のようなダメージ。

  • 紫外線から皮膚を守るためにメラニンが生成されて肌が黒くなることで、ニキビ痕や色素沈着の原因に

  • 肌を守るために角質が厚く、硬くなって毛穴が詰まり、ニキビの悪化や炎症も

  • 肌の弾力やハリが失われて皮膚の老化が進む

  • 皮膚のDNAが傷ついて、じわじわとシミやシワなどの老化現象が起こる

  • 大量に浴びると皮膚ガンになる可能性

  • 肌の水分が蒸発してしまうと、皮膚が持つバリア機能が低下

紫外線 環境保健マニュアル2008

背中ニキビを改善するために日光浴をするのはハッキリ言ってやめた方が良さそうです!って言うか怖い!

背中ニキビに乳液を使うとどうなる?

背中の乾燥は背中ニキビの大きな原因の一つとして知られています。

背中の乾燥を防ぐことで背中ニキビの予防や改善に繋がるとすれば、背中の保湿が必然的に求められますよね。

そこで、”保湿”ってワードが出ると、なんとなく乳液が思い浮かびませんか?

私の場合は「化粧水の後の保湿には乳液」って母から教わったし、周りの友達も女性は誰もがみんな当たり前のように知ってる呪文のようなフレーズに出てくる乳液。

乳液ってどんなもの?

乳液は水分と10〜25%程度の油分が混ざって出来ているクリーム状の液体。油分の配合量は商品によって差があります。

油分で肌を覆い被せて、化粧水や美容液を肌にキープする蓋のような役割を担ってくれるので、洗顔後に使用するのが一般的でしょうか。

乳液自体に含まれている水分によって、肌に潤いを与える効果も期待できるとか言われてる。でも…

乳液で蓋はもう古い?

背中の乾燥が原因で背中ニキビが出来ているとすると、そこには背中の毛穴が詰まりやすい要因があると考えられます。

背中の毛穴が詰まってニキビになっているところを乳液でフタ。他の毛穴も余計に塞がってしまうかも。

それがきっかけとなって、さらにニキビが増えるかもしれないし、今出ているニキビも余計に悪化しかねません。

乳液で保湿はもうダサい?

保湿のために乳液をつけると、逆に乾燥肌、敏感肌、ニキビ肌の原因になるおそれあり。

水と油って普通混ざりませんよね?

そこで、水に溶けない物質を水に溶けるようにすることができるもの、界面活性剤が入っているからこそ乳液は水分と油分が混ざったクリーム状の液体になります。

この界面活性剤、本来は水に溶けない自分の皮脂を溶かしたり、細胞間脂質をも壊してしまうんだとか。

界面活性剤からの影響

皮脂も細胞間脂質も肌のバリア機能に関わりを持つものであるからこそ、その機能が損なわれてしまっては困りものです。

中でも市販の一般的な乳液には、特に強いとされる石油系界面活性剤が多量に含まれていると言われていて、浸透力が強いだけにセラミドなどの角質細胞間脂質が壊れて角質がボロボロになりかねません。

その他添加物からの影響

さらに、変質しやすい乳液には品質を安定させるべく酸化防止剤や保存料などの安定剤もいっぱい含まれています。

エタノールなどの揮発性溶剤が主成分に入っているとそれだけで乾燥を招く原因に。

角質層が荒れて肌のバリア機能が弱まって敏感になっているところに、合成界面活性剤やら添加物やらの刺激を受けてしまっては、ニキビの炎症が余計に悪化したり、アレルギーのような他の肌トラブルが起こることも考えられますね。

乳液を使うならどんな種類のもの?

乳液も様々で色々な種類のものが販売されています。

背中の保湿には、油分ではなく保湿成分の方が重要で、背中ニキビの改善に乳液を使うとすれば、

  • 含まれる油分が少ないもの

  • 石油系界面活性剤が入っていないもの

  • 肌にダメージを与える恐れのある添加物の少ないもの

  • 保湿成分の入っているもの

そんな乳液を選ぶとなると…ちょっとドラッグストアとかで探してみると分かります。

運良く見つけたとしてもその乳液、かなりのお値段してませんか?そうなると、背中ニキビの改善の為にあえて乳液を使うメリットが少ないように思えます。

背中ニキビは跡になる前になんとかする

背中ニキビ跡が色素沈着によるものかどうか二つに分類すると、

紫っぽい色の背中ニキビ跡 → 血液による色素沈着

背中ニキビがひどく炎症して毛穴周辺にある毛細血管が傷ついちゃうと、そこから血液が滲んで内出血。

血液の赤色の元と言えばヘモグロビン。これが傷ついた毛細血管から滲み出ると皮膚の内部で広がって赤っぽくなりますね。

そのヘモグロビンの色素が紫に変化して皮膚に沈着すると、見た感じ紫っぽいニキビ跡の誕生です。

この場合は背中ニキビ跡の中でも比較的軽度のようで、時間と共に肌のターンオーバーによって自然と薄くなっていくんだとか。

とは言っても全然安心できません。何もせずにほおっておくと怖い事に。それがメラニン色素による色素沈着。

茶色っぽい色の背中ニキビ跡 → メラニン色素による色素沈着

背中ニキビによって皮膚に炎症が起こると発生する活性酸素。そのダメージから皮膚を守るため、メラノサイトが活躍。メラニン色素の登場です。

肌の表皮層や真皮層に残ったメラニン色素が染み付いて定着するとなれば、これはなかなか大変な事に背中ニキビ跡を薄くするのが難しくなってしまいます。

このメラニン色素で皮膚に色素沈着しても、肌のターンオーバーが正常なら表皮まで押し上げられて排出されるようです。

それが、背中ニキビがある=背中の環境が正常でないとすれば、ターンオーバーも乱れていると考えられます。

ターンオーバーの周期が遅くなって皮膚が上手く排出されなければ、メラニン色素もまた長時間居座り続けることに。そこからの色素沈着→背中ニキビ跡へと繋がりかねません。

色素沈着による背中ニキビ跡をどうするか

血液による色素沈着、メラニンによる色素沈着、どちらも背中ニキビの過剰な炎症がきっかけとなり得るだけに、とにかく背中ニキビが悪化する前にケアすることが大切です。

もし、既に背中ニキビ跡になってしまったとしても、背中の環境を整えて皮膚の正常なターンオーバーと共に、背中ニキビ跡の排出も目指します。

背中ニキビを尿素でなんとかできるか

尿素ってどんなもの?

尿素って聞くと名前からして尿と関係がありそうですよね。しかも臭そう。

その名前の通り、尿の中に含まれるものだけど無臭で無色。ちょっと意外。もともと肌が持つ天然保湿因子の一つで肌の潤いに関わる成分。

ガサガサになってひび割れたかかとの角質を取り除いて皮膚を柔らかくするとして、尿素入りの製品が注目を集めた時期がありましたね。

空気から水分を吸着して保持する働きによって、肌を潤して乾燥から守るモイスチャライザー効果と、硬くなった角質を柔らかくする角質溶解作用。これらは尿素を代表する二つの特徴です。

背中に尿素を塗る場合

背中ニキビが出来ている状態の背中に尿素を塗るケースをいくつかに分けて考えてみると、

細菌の関わる背中ニキビに塗る場合

アクネ菌やマラセチア菌の関わる炎症ニキビに塗ると、尿素の角質溶解作用が炎症を悪化させる恐れあり。

炎症して敏感になってるところに塗ればまあ当然とも言えるけど、尿素は刺激が強いのか場合によっては痛みを感じるだろうし、そもそも尿素の配合された商品に吹き出物には塗るなって書いてありますね。

背中のニキビが出ていない部分の肌に塗る場合

背中ニキビのある背中の肌は乾燥している状態にあると考えられます。

そこで、保湿作用を持つ尿素を保湿剤として使っても、尿素自体の保湿作用はそんなに高い能力を持っていないんだとか。

今ではヒアルロン酸やセラミドなどの優れた保湿剤があるから、保湿剤としての尿素はあまり魅力がないとも言えますね。

現状で背中ニキビがまだ出ていないところにも今後出来てしまう可能性は大いに考えられるので、そこに尿素の角質溶解作用を働かせてしまっては角質がどんどん薄くなって肌のバリア機能はさらに弱くなり、新しいニキビや他の肌トラブルを作る原因に繋がりかねません。

角化症が原因の背中ニキビに塗る場合

背中ニキビの中でも毛穴に角質がたまって出来るような角化症が原因のニキビ、毛孔性苔癬とか、いわゆる「さめ肌」と呼ばれるニキビには効果が期待できそう。たまった角質に尿素の角質溶解作用を。

でも、そのニキビにだけ塗るのがポイントで、間違っても広範囲に使うのはNG。様子を見ながら試してみて、良くなったら使うのをやめるのが重要。

背中に尿素を使う時のポイント

尿素を背中に使うなら角化症が原因のニキビだけに留めるのが無難です。

でも、いちいちニキビの種類を判断してピンポイントに尿素を塗るのってそんなことできますかね、

  • 肌の保湿はそれほど期待できない

  • 炎症ニキビには使わない

  • ニキビが出ていない部分に使うと逆にニキビになったり再発するおそれ

  • 合成界面活性剤の入ってる乳液やクリームタイプのものは避ける

尿素って一般的にクリームとか乳液に配合されてる商品を良く見かけるけど、合成界面活性剤が使われてる乳液に含まれてるものはちょっと怖いよね。乳液+尿素だもんね。

カチカチになったかかとに使うならまだしも、こんなにややこしい尿素をあえて背中ニキビに使う必要はなさそうです。